援助

さて、インドネシア津波災害。
各国が援助を申し込んで国連主体で行われることとなりました。
日本からもさまざまな援助が行われるわけですが
後々再建のために日本の建築業者が援助金を背景に入り込んでいくことでしょう。
ここで気になるのは北朝鮮のこと。
現在の政府は国交正常化を成し遂げることをお題目に開発援助という形で
やはりゼネコンを送り込むつもりであったと考えます。
ですがこの災害があまりに大きかったため、わざわざ北朝鮮との調整をしてまで
ゼネコンを送り込む必要がなくなりました。
建築物やインフラの再建に日本のゼネコンは嬉々として進出することでしょう。
結果、どうなるか。
北朝鮮拉致被害者をネタにして日本からいわゆる身代金をせびってきました。
日本はといえば拉致被害者の件さえ解決すれば、どうどうと日本のゼネコンに
お金を落として北朝鮮で儲けてもらえるというわけでした。
ですが事情が変わりました。
面倒な交渉をしなくても大掛かりにゼネコンにお金を落とせる口実が転がり込んできたのです。
すなわち災害復興。
今後北朝鮮との交渉が一変するかもしれません。
日本の政府はもう北朝鮮でゼネコンにお金を落とす必要がなくなったわけで。
北朝鮮に執着する意味がなくなりました。
純粋に拉致被害者のみの問題になります。
この状況でどこまで政府が真剣に取り組んでくれるかどうか。
怪しくなるかもしれません。