母への感謝につけ入る“海賊版” 中国産カーネーション急増

http://www.sankei.co.jp/news/060510/kok118.htm
「母の日」の14日を控え、出荷の最盛期を迎えているカーネーションの中国産の輸入が急増している。中国産の8割強が育成者権を侵害した違法栽培のいわゆる「海賊版」とみられ、粗悪品も多く、国内の生産者からカーネーション全体のイメージ低下を懸念する声が上がっている。育成者権を管理する種苗会社は業を煮やして10日、中央卸売市場に立ちいり調査に入った。今後、輸入業者に警告した上で、改善されなければ刑事告訴も検討している。

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引用ここまで。


このニュース、夕方のフジテレビでも取り上げていたのですが、キャスターとコメンテイターの奥歯に物が挟まったような物言いが、ひどく気に障りました。

輸入第2位の中国から入ってくるのが株を盗んでロイヤリティも払わず栽培した、
カーネーションであること、しかも中国には植物に対する特許法などがないため野放し状態であることが語られていました。

なのに、

出てきたキャスターとコメンテイターの言葉には中国に対する意見が一言もありませんでした。
キャスターは税関などが対策を講じていると言い、コメンテイターはなぜか、
母の日に贈るカーネーションの謂れを説き、なにもカーネーションじゃなくてもいいだろう、というピントのずれた発言でした。

なぜ、中国政府が国際的なルールを批准せず、野放しにしていることを指摘しないのか。
この辺りに中国に対するマスコミの在り様を痛感しました。

ほんと、歯がゆいですね。