特定アジアと創竜伝

田中芳樹原作、「創竜伝」という小説があります。
簡単にあらすじを言うと、
太古の伝説の四海竜王が現代に転生し、その超能力を求めて群がる時の権力者と戦う、といった物です。
もちろん話が進むにつれてスケールはどんどん大きくなります。

さて、なぜ創竜伝かというと、最近のと言うより第二次大戦後の中国、南北朝鮮の日本に対する姿勢が
この話にダブって見えてきたからです。

創竜伝における主人公、竜堂四兄弟はその身に宿る超能力を利用して権力の拡大、もしくは永遠の命、超常の力を
我が物にしようとする日本等の権力者に狙われます。

もちろん、有り余る超能力で近づく巨悪を叩いて潰す竜堂兄弟ですが、基本的に争いを好みません。
願わくばひっそりと一市民として平和に暮らしたいと考えているのですが、その超能力を知るものに執拗にちょっかいを受けます。

あるとき長男である竜堂始は権力者にいいます。
「俺達に手を出すな、俺達の方から手を出すことはない。だからあんた達が手を出しさえしなければトラブルは起こらない。簡単なことだ」





最近の特定アジア三国を見ていると原作者の田中芳樹氏には皮肉なことにこの立場が日本に良く似ているように思えます。

彼ら三カ国はことあるごとに日本に注文をつけ、政治に干渉しようとし、日本人がしようとする最低限の礼儀まで否定しようとします。
著者は、この小説を書き始めた頃は日本は悪で、アジアにひどいことをしたと書いて批判したりしていましたが、
現状その種の非難の半分以上は言いがかりであることが海外の歴史研究者たちの発表によって証明されつつあります。

この小説の中でよく批判している小人に関する評は、今では在内外朝鮮・韓国人、中国人などにぴたりと当てはまるように思えます。
もちろん、日本人の中にも多数います。

特定アジア三カ国は、かつての日本を恐れているのでしょう。
信念だけは誰にも負けない日本人の強さを。だからこそアメリカは第二次大戦後日本から軍事力と将来の保持の禁止を明言させました。
ところがソビエトに代表される共産主義の防波堤に日本はどうしても必要になってしまいました。
その結果が自衛隊という再軍備化でした。


そしてそれにおびえたのが特定アジア三カ国だと思います。
確かに、日本共産党社会党などの左翼が言うように、日本の軍事力が彼らにして軍事力の増大を呼び込んでいるともいえます。
かと言って軍事防衛力がなければ李承晩ラインに見られるような日本人の虐殺、領土侵犯などが頻繁に起こっていたことでしょう。

戦後60年、世界は開かれ、日本人の多くは戦争などしたくないと思っているはずです。
しかし、北朝鮮拉致事件など感化できない事件が特定アジア三カ国のてによって犯されています。

戦争などしたくない、しかし彼らは勝手におびえ、日本を敵視し、虎視眈々と狙っています。


望んでもいない戦いをせざるを得ないときが来るのかもしれません。

創竜伝における権力者や卑怯者の悪行を、尊敬していた中国などに「実行」されているのを見て作者の田中芳樹氏は今どう思っているのでしょう。