SIREN:NT

SIREN:NTが発売されたのでSIRENというゲームの魅力についてつらつらと書きましょうか。


私がSIRENを知ったのは発売年の夏でした。週間アスキー連載の「カオスだもんね!」で夏のホラーゲーム特集を読んだのがきっかけです。
今となってはなぜ興味がわいたのか、判然としませんがプレイするゲームにマンネリ感を感じていたのは確かです。
RPG,シューティング、格闘アクション、シミュレーションなど。恐怖ものには縁が無かった自分はいまだ廉価版が発売されていなかったので
オークションを利用して手に入れました。

このゲームでよく語られる恐怖のポイントの一つに日本の原風景が挙げられますが、私は幼い頃から千葉の田舎で夏は遊んでいました。
なので明かりの無い暗い町並み、真っ暗な林など、まさにサイレンの舞台のような環境に慣れていたので舞台そのものには恐怖を感じませんでした。

それがいつの間にか麻薬のように中毒性のあるゲームとして自身の中に占めていくようになりました。
主な敵であるいわゆるゾンビ(屍人)、気味が悪いものではあるが恐怖とは違う。音楽も雰囲気を盛り上げるがこれも恐怖には直接の原因にはならない。

このゲームの恐怖とはそのプレイシステムの非常なシビアさにあると思う。
直接攻撃を受ければ2,3回のダメージでゲームオーバー。使用キャラクターによっては敵と至近に接触するだけでEND.
死なないためにかなり緊張してプレイせざるを得ず、その緊張感と焦りが不安と恐怖を呼び起こす。

私は当初の志村ステージでトンネルから出ることもできずに死ぬこと十数回。正直この時点で投げるところでした。
このゲームは真っ向からクリアしようとすると何度か「死んで」少しずつ「死なない」ポイントを探し出してクリアする以外にないのです。

また、たとえ攻略サイトを見てもそのとおりにプレイできるとは限らず、そこもまた難易度を上げているポイントであります。

このように緊張感と達成感がいい具合で味わえるところが高い中毒性をこのゲームに与えています。


それゆえに初心者、アクションゲーム不得手のユーザーには敷居が高くなってしまったのは否定できません。








以下追加更新予定。