まどか☆マギカ→平行世界?

この作品のキモは暁美ほむらの時間遡行なわけだが、
数回繰り返したこの行為でいくつかの「平行世界」が生まれている。

公式にもそういわれているがだからといって遡行ごとに生まれた平行世界が
その後も存在しているとは自分は考えない。

ほむらの時間遡行は左手の盾型の砂時計が落ちきった時に反転することで発動する。
これはテープの巻き戻しと上書きに相当すると考える。
1話の登場人物でもまどか以外にも違和感を感じる描写がそこそこに描かれている。
11話でQBがまどかの才能の秘密を「因果の特異点」「あまたの平行世界を束ねた」と表現している。
これはかつてあった可能性をほむらが巻き戻したことにより集められた。
平行世界がそれぞれ別々に存在したのなら、因果は収束せずばらばらのままだろう。
その場合は暁美ほむらの方に因果が集中しなければならない。

そうはなってないから平行世界は発生と巻き戻し、上書きを繰り返している。
この繰り返しの作業がほむらによってまどかを軸に行われている為、本編のまどかの才能となるはず。

こういったことから自分はこの作品においての「平行世界の乱立と並列」は無いと思う。

表現としては暁美ほむらの行動は「平行世界の発生」としかいえないわけだが。


結論としては「平行世界の乱立と上書き」だと思う。